Journal Vol.2 — 少数生産について
OBJJPでは製品の生産数を意図的に絞っています。
数を限定するのは希少性を演出するためではありません。生産数を抑えることで、一つひとつの製作プロセスに対して十分な時間と注意を向けることができるからです。切削・研磨・仕上げの各工程において、量産では許容されるような微細なばらつきを、少数生産では許容しない選択ができます。
また、少数生産は素材の使い方にも影響します。大量に加工する場合、素材の選択や処理は効率を優先せざるを得ません。少数であれば、一本の真鍮棒から取れる部位の選択、表面処理の時間といった細部に判断が届きます。
結果として、製品の品質は生産数と相関します。OBJJPが少数生産を続けるのはそのためです。